【はじめに】
エゾイチゴは外来種ではない。
日本には多くのキイチゴが自生していますが
これはラズベリー(ヨーロッパキイチゴ)の亜種で
近縁にトゲナシウラジロイチゴ、ミヤマウラジロイチゴ、カナヤマイチゴ、シナノキイチゴなどが存在します。
つまり日本にもいわゆるラズベリーが数種類存在するということです。
【1 】エゾイチゴの果実は甘い
見た目はラズベリーと変わらないがサイズは半分程度。1メートル近い大苗からの果実なので株が未熟ということではない。
糖度は11~15.8である。
梅雨の時期は糖度が低く糖度13程度、日照が続くようになってからは14~15が多く、最高で15.8が出た。
ラズベリーよりも遥かに高い糖度である。
味はラズベリーの中でも甘味が強いナンタヘーラより甘い。
酸味もラズベリーより少ないが、これは個体差があるだろう。
【2】エゾイチゴの花
花のサイズや形はラズベリーと全く変わらず。自家受粉するが、あまり実付きはよくない。
他の株からの花粉が付くと受粉しやすい。
花数は1房に8~12程度でラズベリーと変わらない。
葉はラズベリーと変わらないが、やや丸みのあるタイプでナンタヘーラに似ているタイプ
【3】ラズベリーとの違い
最もラズベリーと異なるのはこの成熟した茎の色で、ラズベリーは赤茶色になるが、エゾイチゴは黄土色になる。
というかトゲの色が黄色っぽい。
ただし、新しく出たシュートは赤い毛があり、まるでエビガライチゴのようである。
遺伝的にラズベリーとエビガライチゴは近いらしいがまぁ、エゾイチゴも似たようなものだろう。
北海道大雪山からやってきたこの株だが、
茎の色と大きく育つことからヒグマ1号と名付けた。
(2号もあるよ。)
暑さに弱いと思いきや
連日35度を超えるこの夏も余裕そうである。

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