モミジイチゴは日本一美味しいキイチゴとされるキイチゴで紅葉に似た葉を着けます。
自生地で果実をつけているのは必ず下垂した個体で、上向きに立っているものには花がない。
モミジイチゴを栽培している方が何年も咲かないと言っているのはこれが原因でしょう。
下垂させれば花が咲く可能性があります。
【1】似たキイチゴも多い
長野にはモミジイチゴとクマイチゴの雑種とみられる個体が一部存在します、これは小苗でもよく実がつく。
赤実で葉が紅葉イチゴに似ているのでパッと実はミヤマモミジイチゴに似ているが、果実の粒が尖ることと、葉の切れ込みがやや浅いので見分けがつく。
ミヤマモミジイチゴは赤実で葉の切れ込みが深い。
【3】ナガバモミジイチゴ
関東のモミジイチゴはナガバモミジイチゴとされています。
観察すると、果実をつける大きな株はナガバではなく、小さい株はナガバである。
この地域のモミジイチゴは成熟するとナガバじゃ無くなるのかもしれない。
【4】モミジイチゴの糖度
糖度は16.6とかなり高い。
マンゴーのかなり甘いやつと同じくらい。
ただ日本の他のキイチゴと比べると種が大きい。
モミジイチゴは日本一美味いとも言われますが、甘味はカジイチゴと同等
香りはカジイチゴよりも強い、
ただ、ラズベリーやイチゴのようなストレートな甘い香りではなく、クワの実つまりマルベリーの香りがします。
【5】キイチゴの香り
キイチゴの香りをあらわすと
ラズベリー=パンチのあるケミカルな甘い香り
クサイチゴ=イチゴに近いエレガントな甘い香り
カジイチゴ=アケビに近いかすかな甘い香り
モミジイチゴ=クワ、マルベリーに近い上品な甘い香り
ウルトララズベリー=クリの花、漂白剤に似た独特の香り
という風になります。
ウルトララズベリーは糖度18とされていますが、
実際調べると糖度8~11程度で頑張っても糖度13が関の山だと思われます。
香りについてはフルーツ系の甘い香りではなく、良く言えばクリの雄花に似ています。
日本のクマイチゴの方が糖度が高くて美味い。
販売店に問い合わせた所、生産者いわくクマイチゴ主体に2~3種を掛け合わせたもの
という答えがきました。
普通のクマイチゴと異なるのは花数が多い、糖度が低い、実が硬い、受粉率が高い。
雑種というよりクマイチゴの一種とみるのが妥当。
ただ、直立性で、茎がハサミで切りやすい柔らかさ、そして実がよくつくという点は良い点です。

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